2008年度「日本OSS貢献者賞」

 

■選定方法
  自薦、他薦により広く推薦を受けた候補者(計50名)の中から、審査委員会(委員長: 相磯 秀夫/ 東京工科大学 理事)の審査によって受賞者を決定しました。
 
■受賞式
  2008年10月28日(火) 15:40~16:10 明治記念館 2F 富士2
※「IPA Forum 20081」のオープンソフトウェア・セッションの中で授賞式を行いました。
 

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IPA Forum 2008は、IPAの事業活動の成果の紹介と普及促進を目的として開催している主催イベントです。

2008年度「日本OSS貢献者賞」受賞者(4名 50音順)

 

・石井 達夫 (いしい たつお) 氏  →受賞内容の詳細

 

・奥地 秀則 (おくじ よしのり) 氏  →受賞内容の詳細

 

・中野 雅之(なかの まさゆき) 氏  →受賞内容の詳細

 

・宮原 徹 (みやはら とおる) 氏  →受賞内容の詳細

2008年度「日本OSS貢献者賞」の受賞内容の詳細

石井 達夫 (いしい たつお) 氏
  PostgreSQL2の開発に10年以上携わり、PostgreSQLの発展や国内での普及に も大きく貢献しています。開発においては、国際化や管理ツール、ベンチマークツールなどに幅広く関わり、PostgreSQLがエンタープライズで利用で きるレベルまで開発をリードした功績は大きいものです。また、オープンソースビジネスに関わる一方で、現役技術者として開発を継続している姿は、開発者と しての一つのロールモデル(模範)といえます。
 
奥地 秀則 (おくじ よしのり) 氏
  ブートローダGRUB3の主要開発者であり、後継のGRUB2では中心となって設計・開発を行っ ています。GRUB2では、動的な機能呼び出し、スクリプト言語、国際化対応など斬新なアイデアが盛り込まれており、その素晴らしさは広く認められていま す。また、サーバ/デスクトップ/組み込み機器など多様な用途で使用され、新しい起動方式EFIやIA64アーキテクチャなど多彩なプラットフォームに対 応した点は、波及効果が大き、高く評価されます。
 
中野 雅之(なかの まさゆき) 氏
  Mozilla Project4においてFirefox5 の開発に関わり、日本語入力システムとの連携機能の実装や国際化のバグの修正を行うことで多言語化を実現し、また、クロスプラットフォーム環境における ショートカットキーの実装も行いました。技術的に難しい問題を海外のエンジニアと連携しながら解決する姿は評価に値します。現在、世界中でスムーズに Firefoxが利用できているのは、中野氏の功績によるところが大きいともいえます。
 
宮原 徹 (みやはら とおる) 氏
  オープンソースのコミュニティイベント「オープンソースカンファレンス6」を立ち上げ、中心的な立場で活動をリードしています。現在では、国内の数多くのコミュニティが参加し、全国で多数のカンファレンス開催実績があります。コミュニティ間の交流を促進し、コミュニティの発展に寄与する活動は大きく評価されています。
 

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代表的なOSSオブジェクティブ・リレーショナル・データベース。

3

GRUB(GRand Unified Bootloader)GNUの開発した高機能のブートローダ。

4

ネットスケープが次世代のインターネットスイートを開発するために設立/作成されたフリーソフトウェア及びオープンソースプロジェクト。

5

OSSの代表的なWebブラウザ。

6

日本におけるOSS普及促進の代表的な活動および各コミュニティへの支援活動。

 

2008年度 日本OSS 貢献者賞審査委員会名簿

  氏 名 所 属
委員長 相磯 秀夫 東京工科大学
委員 上田 理 ソニー株式会社
(CE Linux Forum)
委員 大谷 真 湘南工科大学
委員 小山哲志 (2007 年度日本OSS 貢献者賞受賞者)
委員 鈴木 友峰 株式会社 日立製作所
(日本OSS推進フォーラム)
委員 平林 俊一 富士通株式会社
(Wide Studioの開発者)
(2006年度日本OSS貢献者賞受賞者)
委員 まつもと ゆきひろ 株式会社 ネットワーク応用通信研究所
(Ruby開発者)
(2005年度日本OSS貢献者賞受賞者)
委員 吉藤 英明 慶應義塾大学
(USAGI Project)
(2006年度日本OSS貢献者賞受賞者)

(敬称略、50音順)

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