第10回日本OSS推進フォーラム 幹事団・顧問団会合の開催

10回日本OSS推進フォーラム 幹事団顧問団会合の開催

 

オープンソースソフトウェア(OSS)の普及拡大のために自由な立場で議論し、課題解決に取り組んでいる日本OSS推進フォーラム(代表幹事:株式会社NTTデータ 取締役常務執行役員 栗島 聡)は、この度、株式会社NTTデータ、日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)、日本電気株式会社、株式会社日立製作所、富士通株式会社の企業・団体のトップから構成される幹事団および産学の有識者からなる顧問団による第10回会合を3月19日に経済産業省にて開催しました。

 

今回の会合では、10年目の節目となるフォーラム活動を見直し、第四世代OSSと本フォーラムが呼んでいる最新技術でオリジナリティのあるOSSを利活用したスマート社会やオープンイノベーションの実現を目指し、フォーラムに参加する多くの会員に支えられる協調体制を強化します。

具体的には共同事務局依託方式の予算運用から、会員(A,B会員)の年会費による予算運用に変更し、会員数を拡大し、活動規模・影響力を向上させ、会員のメリットを拡大させていきます。

活動内容は、OSS利活用の浸透と普及活動、OSS開発コミュニティや他団体との連携、経営層とのOSS戦略の共有、国際競争力の確保をめざした企業連携および人材育成に取り組みます。

一昨年に創設した「クラウドセキュリティ部会」は当初の目標を達成し、クラウド関連の部会は「クラウド技術部会」に集約し、「クライアント部会」、「アプリケーション部会」、「組込みシステム部会」を合わせた4部会体制での2013年度活動計画が承認されました。

本フォーラムは、我が国のOSS利用促進とOSSグローバルコミュニティへの貢献に向けて、積極的に取り組んでおり、各WGでは日本国内のみならず中国、韓国と協調する北東アジアOSS推進フォーラム(昨年は2012年11月に沖縄で開催、2013年秋は韓国にて開催予定)において、効率的で実効性のある活動ができるように推進していきます。

 

※日本OSS推進フォーラムは、経済産業省がオブザーバとして参加しています。また、株式会社国際開発センター(代表取締役社長 竹内 正興)が事務局を務めています。

各部会の目標および2013年度の活動について

 

1 クラウド技術部会

クラウド部会は、OSSクラウドの技術調査とその公開による業界への貢献活動を行います。

具体的には、OSSクラウドの企業内での活用を促進するために必要な調査や検証を行い、各種OSS団体との連携活動をすすめ、事例収集や各種ドキュメントの公開などを進めます。

 また、若手技術者育成活動を継続し合宿による集中検討を計画し、ソーシャルクラウドへのOSS適用性検証や、クラウト関連OSSの標準化状況の調査などを進めます。

 

2 クライアント部会

クライアント部会は、東日本大震災からの復興に資する支援活動を継続し、業務用として利便性の高いクライアントPCの普及推進、および、相互運用性と生産性が高い業務用ソフトウェア環境の普及推進活動を行います。

2013年度においては、以下の活動を行います。

・OSSオフィスソフト等の配布と利用のための無償支援

・ユーザー視点でのOSSに移行しない理由の把握

・技術と人材と制度での課題解決に向けた総合的な取り組み

 

3 アプリケーション部会

アプリケーション部会は、2012年度までの活動において、OSSアプリケーションを開発し、SaaSビジネスモデルを検討し、OSSアプリケーションのビジネス事例を集め、対外広報をしてきました。

2013年度は引き続きOSSアプリケーションのビジネス事例収集と、対外広報活動を実施するとともに、参加メンバのスキル強化のための研修会を実施し、OSSアプリケーションの更なる利用拡大を目指します。

2013年度においては、以下の活動を行います。

  • 開発したソフトをOSSという形で共有し、知的活動を累積型で残す取組みの推進
  • ソフト開発者のスキルをオープンにし、グローバルに評価される開発能力や技術伝達能力が向上する取り組みの推進

 

4 組込みシステム部会

 

組込みシステム部会は、6月にCE Linux Forum設立から10年目を迎えるのに併せて、情報家電領域で以下のようなOSS利活用の展開をまとめます。

・どのようなことをOSSから会得したか

・今後さらなる利活用を進めるのに対する課題やコミュニティー連携の発展について

また、急速に伸長する他国企業のコミュニティへの貢献レベルアップの影響について評価を進め、必要な提言をまとめます。

 

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