8. Linuxのシステムプログラミングに関する知識
Ⅰ.概要 |
Linuxをインストールしたマシン上で、多くの動作するプログラム例をコンパイル、実行して、システムプログラムを作成する。最終的には、DBM、割り込み処理、子プロセスを作成して親プロセスとプロセス間通信、ネットワークプログラミング等、システムプログラム全般の技術について学習する。 |
Ⅱ.対象専門分野 |
職種共通 |
Ⅲ.受講対象者、受講前提 |
本カリキュラムの「Linuxのシステム管理」を受講済みであること。または、同等の知識を有すること。 |
Ⅳ.学習目標 |
· エラー表示から問題点を見出して修正し、実際に動作できるまで繰り返し実行する。 · シェルスクリプトを読んで、どのような処理を行うかを理解できるようになる。 · ファイル処理プログラムを作成できるようになる。 · 実行プログラムが利用している共有ライブラリを確認できるようになる。 · 具体的に共有ライブラリを作成して、それを利用する。 · BerkeleyDBMを利用した処理プログラムを作成できるようになる。 · 割り込み処理プログラムを作成できるようになる。 · 親プロセスから子プロセスに処理データを与え、実行結果を親プロセスに返すプログラムを作成できるようになる。 · プロセス間通信のプログラム例を作成して理解する。 · サーバとクライアントのプログラム例を作成して、動作確認をする。 |
Ⅴ.使用教科書、教材等 |
· 『C言語によるUNIXシステムプログラミング入門』 河野清尊著、オーム社刊 · 『詳解UNIXプログラミング』 W.Richard Stevens著、大木敦雄訳、ピアソン・エデュケーション刊 · 『Linux Programming in 24 Hours』 Warren W.Gay著、SAMS刊 · 『Linuxシステムプログラミング』 羽山博著、オーム社刊 |
Ⅵ.習得スキルの評価方法 |
実習60分の10テーマに関しては、プログラム例を与えてコンパイルし、実行させる。さらに、与えたプログラム例を改良する課題を与え、完成したプログラムと実行結果を提出させて評価する。全課題の80%の提出をもって合格とする。 |
Ⅶ.カリキュラムの構成 |
レベル1(基本) 第1回~第7回 レベル2(応用) 第8回~第15回 |
※注 プログラミングなので、最初に講義形式でテーマを解説し、後は実習とワークショップ(実習60分の10テーマ)を主とする研修とする。
OSS Course Naviのコンテンツは IPA OSS モデルカリキュラムを基としています。