I-13-3. Java言語の基本的な構造、型、演算子、制御構文

Javaの基本的なしくみ、特徴、構造を説明する。基本的なプログラム要素として、識別子、変数、型、クラス、演算子、制御構文について解説する。またアプレットやサーブレットといった形態、クラスライブラリの利用についても言及する。

【学習の要点】

* Javaには、識別子、変数、型、クラス、演算子、制御構文が基本的な仕組みとして存在する。

* JavaプログラムにはWebブラウザ上で動作するアプレットやWebサーバー上で動作するサーブレットといった形態がある。

* Javaにはクラスライブラリが用意されており、それを利用することでプログラムの生産性の向上が見込める。

図I-13-3. 演算子と変数の種類

【解説】

1) 識別子とは

Javaでいう識別子とは、変数などを人間が読みやすい英数字などの名前で識別するものである。void、classなどJavaの予約語は識別子として用いることはできない。

2) Javaの型

Javaは静的な型づけを採用しているため、変数を用いる際には必ず型の宣言が必要になる。

3) 演算子について

プログラムは主に値を計算することによって様々な機能を果たす。値をどのように計算するのかを命令するためのものが演算子である。

4) 制御構文

Javaには制御構文が用意されている。これらの制御構文にデータを渡すと、そのデータの値によってプログラムの挙動が変わるようにすることができる。主な制御構文とその働きは以下のとおりである。

* if ~ else if ~ else:ある条件に当てはまった場合と、当てはまらなかった場合の挙動を制御する。

* switch:複数の条件とそれに対する挙動を制御できる。

* for:指示した回数だけ挙動を繰り返す。

* while:指示した条件に当てはまっている間だけ挙動を繰り返す。

* do ~ while:まず一度は挙動が実行され、その後指示した条件に当てはまっている間だけ挙動を繰り返す。

5) Javaプログラムの種類

Javaプログラムの実行形態にはコマンドラインで実行されるコンソールプログラム、Javaアプレット、Javaサーブレットといった種類がある。

Javaアプレットはネットワーク経由でダウンロードされ、クライアント(Webブラウザ)で実行されるJavaプログラムのことである。現在ではAdobe Flashなどの普及によりあまり利用されなくなった。

JavaサーブレットはWebサーバ上で実行されるJavaプログラムである。PerlやRubyなどスクリプトで処理されるCGIと比べると、様々なオーバーヘッドが無いために動作が速いという特徴がある。

6) クラスライブラリ

Javaのプログラムをを書くときに、すべてのクラスをいちから定義しなくとも、よく使われるクラスに関しては、クラスライブラリによってすでに用意されているものを利用すればよい。クラスライブラリを利用することによりコードの生産性を高めることができるうえ、十分にテストされたライブラリを利用すればバグを減らすことも可能となる。

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