I-13-6. Eclipseを用いたJavaプログラミング

統合開発環境Eclipseを用いたJavaプログラミングを概説する。Eclipseの利用方法と活用のメリット、Eclipseのプラグインによる拡張など、Eclipseを活用したJavaアプリケーション開発に役立つ様々な話題についても触れる。

【学習の要点】

* Eclipseは統合開発環境であり、ソースの記述、ソースをコンパイル、プログラムのテスト実行、プログラムのデバッグが一つのアプリケーション上で行える。非常に効率よくプログラム開発ができる。

* Eclipseにはコード補完や自動コンパイルなど、開発効率を上げる機能が付いている。

* Eclipseのプラグインによって、さらに便利にEclipseが使えるようカスタマイズすることが可能である。

図I-13-6. Eclipseのスクリーンショット

【解説】

1) Eclipseの特徴

EclipseはJavaで作られた統合開発環境(IDE)である。その主な特徴は以下のとおりである。

* オープンソース

* プラグインによりJavaに限らずさまざまな言語の開発が可能

* テストツールなど、豊富な各種プラグインが無料で利用できる

* グラフィカルなデバッグツールが利用でき、初心者でもデバッグがしやすい

* コード編集支援機能を搭載した、プログラム開発に特化したエディタが使用できる

2) EclipseによるJavaプログラミングの流れ

* メニューバーのファイルから新規プロジェクトを選択し、プロジェクト名を入力して新しいプロジェクトを作る。

* パッケージエクスプローラーからプロジェクトの下にあるsrcフォルダを右クリックして、新規→クラスを選択、クラス名を入力して新しいクラスを作る。

* テキストエディタにソースを入力するためのエディタが開くので、そこにソースを記述する。

* ソースを書き終わったら保存をし、ウインドウ上部にある緑の丸に白い三角形が描かれた実行ボタンを押すと、自動的にソースをコンパイルし、コンパイルされたプログラムの実行が行われる。

3) Eclipseのプラグイン

Eclipseは世界中の開発者が作った豊富なプラグインによって、機能をカスタマイズすることができる。プラグインを利用することによって、Javaに限らずC言語やC++ 、Ruby、PHPの開発もできるようになる。ここでは、代表的なプラグインを紹介する。

* WTP(Web Tools Platform)

Webアプリケーション開発に有用なプラグイン。

* Pleiades

Eclipseプラグインを日本語化するためのプラグイン。

* FindBugs

バグが存在する可能性のあるコードを指摘するプラグイン。

* Visual Editor

GUIアプリケーション開発に有用なプラグイン。

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