2014年度日本OSS推進フォーラム総会の開催と組織変更のお知らせ

1回日本OSS推進フォーラム 総会の開催と組織変更

 

オープンソースソフトウェア(OSS)の普及拡大のために自由な立場で議論し、OSSによるオープンなイノベーションの促進に取り組んでいる日本OSS推進フォーラムは、第11回幹事団・顧問団会合の結果を受けて、正会員・一般会員および有識者からなる特別会員で構成される第1回総会を2014年3月25日に富士通トラステッド・クラウド・スクエアにて開催しました。理事長に 吉田 正敏(富士通株式会社プラットフォーム技術本部)が就任しました。

 

IT利活用による企業競争力強化の中、ITの中心となるソフトウェアはOSSを外しては考えられなくなっており、今後の会員のOSS利活用を、経済産業省をはじめとする官学や、他団体・コミュニティと連携しながら推進していきます。

具体的には以下の目標を掲げ活動していきます。

 ・目標

OSSというソフトウェアパラダイムを会員が活用できるための、以下の情報交換・課題共有を実現し、日本発のOSSを含むOSS利活用を推進し、会員の競争力強化を図ります。

  • OSS利用技術の普及
  • OSS活用事例の研究
  • OSS人材育成のためのセミナー開催

 ・グローバル活動

会員の下記活動を支援するために、日中韓活動に加えASEANの人材育成を切り口にASEAN諸国との交流を深めていきます。

  • 日系企業の海外展開向けシステムインテグレーション活動
  • 各国ソフトウェア開発力の活用(オフショアなど)
  • 各国プロジェクトへの参画と現地企業とのビジネス交流
  • 各国へのOSSを含むソフト製品拡販

 

特に、ITシステムで今後課題となる、「モバイル」「クラウド」「ビッグデータ」「ソーシャル技術」の分野を中心に活動し、OSS利活用を推進して会員の競争力強化を図ってまいります。

・モバイル・ソーシャル技術

ITシステムの環境が変化してきており、システムの課題は、コンピュータ中心の課題から、モバイルまで含めたシステム全体でのモバイル・ソーシャル技術活用に変化してきています。その様な環境変化の中で、今までの課題解決活動に加え、これらの課題に下記部会で対応していきます。

  • クライアントシステム部会

これまでのクライアントPCに加え、クラウドとクライアント端末から成るクライアントシステムを利用者視点のソリューションから取り扱います。

  • アプリケーション部会

サーバ上のアプリケーション開発技術から、モバイル等の組込み系アプリケーション開発まで広げた活動を推進します。

  • クラウド・ビッグデータ

2009年よりクラウド関連の活動を実施してきましたが、当時は各社が独自のクラウド基盤を開発し、その領域は競争領域でありました。その後、OSSクラウドが台頭し、クラウド基盤領域が競争領域から協調領域に変化してきています。また、ビッグデータはOSSが中心の協調領域であり、上位のクラウド活用領域であるため、その課題も含めて部会で対応していきます。

 

  • クラウド技術部会

昨年度までの主流領域 (IaaS:クラウド基盤) だけでなく、より上位層の領域を視野に入れます。

 

昨年度まで活動していた「組込みシステム部会」は当初の目標を達成し、2014年度は「クラウド技術部会」、「クライアントシステム部会」、「アプリケーション部会」の3部会体制の活動計画が承認されました。

 

本フォーラムは、我が国のOSS利用促進とOSSグローバルコミュニティへの貢献に向けて、積極的に取り組んでおり、各WGでは日本国内のみならず中国、韓国と協調する北東アジアOSS推進フォーラム(昨年は2013年11月に韓国釜山市で開催、2014年秋は中国にて開催予定)において、効率的で実効性のある活動ができるように推進していきます。また、グローバルでのOSS利用技術について、これまでの活動の中心であった中韓だけでなく、今後のグローバルガバナンスの主要な対象になるASEANにシフトしていきます。

 

※日本OSS推進フォーラムは、経済産業省がオブザーバとして参加しています。また、株式会社国際開発センター(代表取締役社長 竹内 正興)が事務局を務めています。

 

 

各部会の目標および2014年度の活動について

 

1 クラウド技術部会

クラウド部会は、クラウド環境でのOSS利活用に関する技術やノウハウ、勘所などを中心に、OSS利用コミュニティへ活動成果をインプットし、OSSの発展への貢献とビジネス領域に還元される良循環を形成します。

具体的には、クラウド環境で今年度ターゲットとするOSSおよび領域は、昨年度までの主流領域(IaaS)だけでなく、より上位層の領域を視野にいれます。

また、活動内容の基本は、情報の共有と発信(発信リソース:勉強会、Webマガジン、部会ホームページ)であり、これらを「クラウド」をキーワードに進めます。

 

2 クライアントシステム部会

クライアントシステム部会は、これまでのクライアントPCに加え、クラウドとクライアント端末から成るクライアントシステムを利用者視点のソリューションから取り扱います。

活動目標は、一般ユーザー向けの情報端末(タブレットPCやノートPC等)で書類作成や情報管理等の業務に必要なIT関連作業を安価で高品質なOSS技術を利活用して実行できるように情報端末用ソフトウェア、ならびに関連するクラウド技術について情報交換ならびに課題共有を実現し、OSS利活用を推進します。また、新しく有望なトレンドとして、ウェラブル端末や高精細映像表示システム等の技術動向についても調査していきます。

 

3 アプリケーション部会

アプリケーション部会は、2013年度までの活動において、OSSアプリケーションを開発し、SaaSビジネスモデルを検討し、OSSアプリケーションのビジネス事例を集め、対外広報をしてきました。

2014年度は引き続きOSSアプリケーションのビジネス事例収集、参加メンバのスキル強化のための研修会および対外広報活動を実施し、モバイル・組込み領域OSSアプリケーションまで広げて、更なる利用拡大を目指します。

 

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