6. Linuxカーネルに関する知識

Ⅰ.概要

OSSの代表的な存在であり、またプラットフォームとしても数多くの実績をもつオペレーティングシステムであるLinuxについて、その機能と内部構造について学ぶ。また、併せて、それらの機能を実現するための基礎となっている理論についても学ぶ。

Ⅱ.対象専門分野

職種共通

Ⅲ.受講対象者、受講前提

基礎的なコンピュータ科学、セキュリティ工学基礎(ITSSレベル1程度)を習得、経験を持つレベルの知識を有すること。

Ⅳ.学習目標

· Linux OSの構造と基本機能を理解する。

· それらの機能を実現するために採用されているデータ構造とアルゴリズムについて理解する。

· OSの機能をどのようにして一般プログラムが利用するかについて理解する。

Ⅴ.使用教科書、教材等

(1) 『Linuxカーネル2.6解読室』高橋浩和/小田逸郎/山幡為佐久共著、ソフトバンククリエイティブ刊

(2) 『The Design of the UNIX Operating System』 Maurice J. Bach著、Prentice Hall刊

(3) 『Internetworking with TCP/IP; vol.1, Principles, Protocols, and Architecture』 Douglas E. Comer著、Prentice-Hall刊

本講座は、ほぼ(1)に沿って学習する内容となっているが、OSの全体像や各機能の概要、および実装の基礎となっているデータ構造とアルゴリズムについては(2)を参照するのが効果的である。また、カーネルのソースコードについては、(1)の文中のコードを参照しながらも、できれば最新のソースコードを入手してそれを参照するのが望ましい。

なお、ネットワークの詳細に関しては(3)を参照のこと。

Ⅵ.習得スキル
の評価方法

以下の試験問題について解答を求め、60点以上を持って合格とする。

(1) カリキュラム内容に関するキーワードの意味を問う問題10問各1点)。

(2) 下記の機能概要とその仕組みについて400字以内で記述する問題4問(各10点)。

(a) プロセス管理

(b) メモリ管理

(c) ファイル管理

(d) ネットワーク

なお、後者の評価方法は次のようにする。

各機能についてのキーワードが含まれていて、それらの関連が明記されていればその問題については8~10点を与える。

Ⅶ.カリキュラムの構成

レベル1(基本) 第1回~第5回

レベル2(応用) 第6回~第15回

OSS Course Naviのコンテンツは IPA OSS モデルカリキュラムを基としています。

記事配信

コンテンツ配信

ユーザログイン