I-8-1. エディタを用いたソースファイルの作成

Linuxのシステムへログインし、エディタを起動してソースファイルを作成するまでの手順を説明する。また代表的なエディタであるviとemacsについて、基本的な操作方法を解説する。

【学習の要点】

* Linuxシステムプログラミングは、メモリ管理、ファイルシステム、ネットワーク、プロセス、マルチスレッド、プロセス間通信といったカーネルの基本機能を操作するためのプログラム作成することである。

* ソースファイルの作成手順は、サーバにログインした後、ソースファイルを保存するディレクトリに移動する。

* エディタを起動して、ソースコードの入力・編集を行って保存する。

図I-8-1. ソースファイルの作成

【解説】

1) ソースファイルの作成手順

新たにソースファイルを作成するための手順を、以下に明記する。

* まず最初に、Linuxシステムにログインする。

システム管理者より受け取った「ログイン名」と「パスワード」を使って、システムにログインする。

* ディレクトリに移動する。

Linuxファイルシステムは、ディレクトリという概念でファイルの管理や保存を行っている。そのため、新たに作成したいファイルを保管するためのディレクトリへ事前に移動しておく。

* エディタを起動させて、ソースの入力を行う。

ファイルを作成するためには、用意されている強力なエディタを利用する方法が簡単である。

* 入力した情報をハードディスクに書き込み、エディタを終了させる。

ソースコードの入力完了後、エディタの機能を使ってハードディスクにソースコードの書き込みを行い、エディタを終了させる。

2) vi (Visual editor)エディタ

viエディタを起動させる際には、引数として'作成したいソースファイル名'を指定する。

* コマンドモード : このモードでは、以下に示すコマンドが使用可能である。

- a :挿入モードへ切り替える。カーソルの次の文字から文字の挿入が可能。

- i :挿入モードへ切り替える。カーソルの場所から文字の挿入が可能。

- o もしくは O :現在の行の前後に新しい行を追加する。

- r :現在のカーソルの場所の文字を変更する。

- x :現在のカーソルの場所の文字を削除する。

- :(コロン) :exモードへ切り替える。

* 挿入モード : ソースコード本文も入力を行う。[ESC]キーの押下でコマンドモードに戻る。

* exモード : 内容を記録したり、viエディタを終了させたりといったコマンドを実行する。

- wq :作成(修正)した内容をファイルへ書き込んでから、エディタを終了させる。

- q! :作成(修正)した内容は書き込まずに、エディタを終了させる。

3) emacs

emacsには語や段落の操作やソースコードを読み易くする構文の強調機能や、利用者の定義する一括編集コマンドを動かす「キーボード・マクロ」の実行のための機能など、多数の機能がある。

* 主モード : このモードでは、以下に示すキー操作が可能である。

- [Ctrl]+v:次の画面に進む。

- <ESC>+v:前の画面に戻る。

- [Ctrl]+p,b,n,f:カーソルを移動させる。

- [Ctrl]+k:行の削除、連続操作で完全な削除

- [Ctrl]+x [Ctrl]+f:ファイルを開く

- [Ctrl]+x [Ctrl]+s:ファイルをセーブする。

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