I-12-7. ネットワーク管理コマンドの利用方法

TCP/IPネットワークにおける、基本的かつ頻繁に利用するネットワーク管理コマンドとして、ping、arp、netstat、traceroute、nslookup (dig、host)、ifconfigなどを紹介し、その利用方法を解説する。

【学習の要点】

* ネットワーク管理を行うためにpingやarpといったコマンドがあり、これらのコマンドを使用することによってネットワークの日常的な管理や問題発生時などに切り分けを行うことができる。

* IPの到達について確認するためには、ping, arp, tracerouteなどを使用する。名前解決について確認するためにはnslookup, dig, host、情報取得にはifconfig, netstatを使用する。

図I-12-7. コマンドとコマンドの出力例

【解説】

1) ping

pingは、ネットワーク疎通を確認するためのコマンドである。Pingコマンドでは対象ホストにicmpパケットを発行し、そのパケットが正しく届いて返答が行われるかを検証する。

* 使用例

# ping 192.254.0.1

pingコマンドの引数に疎通を確認したいホストのIPアドレスまたはホスト名を入力する。

- 正常時出力例

64 bytes from 192.254.0.1: icmp_seq=0 ttl=255 time=0.5 ms

- 異常時出力例

From 192.168.16.208 icmp_seq=2 Destination Host Unreachable

2) arp

arpは、IPアドレスとMACアドレスの対照表であるARP(Address Resolution Protocol)テーブルの表示/設定を行う。

* 使用例

- arp -a

ARPテーブルの出力を行う。

- arp -s <IPアドレス> <MACアドレス>

ARPテーブルへの追加をおこなう。

3) netstat

netstatは、ホストのネットワーク接続状態やソケット/インターフェイスごとのネットワーク統計などを確認する。

* 使用例

- netstat

現在有効な状態(ESTABLISHED)の接続を表示する。

- netstat -a

現在のすべての接続を表示する。

4) traceroute

tracerouteは、あるホストから別のホストまでのネットワーク経路をリスト表示する。外部のネットワークと接続ができない場合、原因の切り分けのために使用する。

5) nslookup (dig、host)

nslookupは、DNSクライアントの名前解決機能を手動実行する。名前解決ができない場合の切り分けのために使用する。

6) ifconfig

ifconfigネットワーク環境の状態確認/設定を行う。ネットワーク設定が行われていることを調査するために使用する。

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