I-18-1. 統合開発環境の概要

統合開発環境の主な機能や統合開発環境を利用するメリット、統合開発環境を利用したソフトウェア開発手順の概要を解説する。

【学習の要点】

* OSSの統合開発環境は、その多くはGUIで、大規模なプログラムも一人で作成することが出来る。

* 統合開発環境では、プログラムを単なるソースコードではなく、プロジェクトとして開発をする。

図I-18-1. 統合開発環境の主な機能

【解説】

1) 統合開発環境の主な機能

* 構成管理

開発中のソフトウェアのライブラリのディレクトリ構成や各ファイルのバージョンなど、手で管理をすると煩雑なところを、自動で管理してくれる。

* ウィジェット作成支援

GUI周りのソースコードを、グラフィカルにウィジェット(GUIの構成要素)を配置するだけで自動生成してくれる。

* 入力補完

関数やキーワードなど途中まで入力したものを自動で補完したり、入力候補を表示する機能を備えている。

* ソースコード確認支援

ソースコードの色付けなど、コードを確認する際に便利な補助機能を備えている。

* 一括ビルド

ビルドをする時、長いコマンドを打つことなく、ボタン一つでビルドができる。

* デバッグ支援

グラフィカルなデバッグツールを備えている。

2) 統合開発環境のメリット

* エディタ、コンパイラ、デバッガなどがひとつのGUIインタフェースで扱えるため、開発者の負担が非常に軽くなる。

* 自動でディレクトリ構成をしてくれるので、ソースコードの管理の手間が省ける。

* バージョン管理が容易にできる。

* GUIプログラミングの手間が省ける。

3) 統合開発環境での開発手順

* プロジェクトの作成

まず、プロジェクトを作る。プロジェクトとは、一つのプログラムを作る際のソースコードやライブラリ、アイコンの画像ファイルなどをひとまとめにした単位のことである。

* ソースコードの作成

プロジェクトにソースコードのファイルを追加、編集する。

* ビルド、デバッグ

ビルド、デバッグをして完成させる。

OSS Course Naviのコンテンツは IPA OSS モデルカリキュラムを基としています。

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