I-18-2. さまざまな統合開発環境

OSS開発で用いられる主な統合開発環境の種類と代表例を紹介する。対応言語、対応フレームワーク、開発用途などの特徴と違いを解説する。

【学習の要点】

* 主なOSSによる統合開発環境は、Eclipse、NetBeans、WideStudioなどがある。

* EclipseはJava用統合開発環境としてよく使われているが、プラグインを追加することにより、C/C++、Perl、Rubyなど多様な言語によるソフトウェア開発にも対応できる。

* NetBeansはJava、Ruby、C/C++用統合開発環境である。

* WideStudioは、C/C++を始め、Java、Ruby、Perl、Python、Objective CAMLによるデスクトップアプリケーションの開発を効率的に行うことが可能である。

図I-18-2. 代表的なOSS統合開発環境の特徴

【解説】

1) 主なOSSによる統合開発環境

OSSによる統合開発環境には、主に次のものがある。

* Eclipse

* NetBeans

* WideStudio

* J-alcedo

2) Eclipseの特徴

* プラグインによる機能の拡張

プラグインにより、Java以外の言語の開発や有用なデバッガの使用、UML図の作成ができるようになる。

* フレームワーク対応

StrutsやJUnitなど、プラグインによりさまざまなフレームワークに対応している。

* ソースコード作成支援

関数補完機能を備えたエディタを備えている。

3) NetBeansの特徴

* 多数のプログラミング言語に対応

NetBeansはJavaのほかにも、Ruby、C/C++などの開発ができる。

* GUI開発機能

NetBeansは、GUIビルダーのみである程度の機能を持ったアプリケーションが開発できるなど、特にGUI開発に優れている。

* フレームワーク対応

StrutsやJava Server Faces、JSFなどのWebフレームワークに対応している。

4) WideStudioの特徴

* 多数のプログラミング言語に対応

WideStudioは、C/C++をはじめ、Java、Perl、Python、Rubyなどを用いて開発ができる。

* MWT(Multi-platform Widget Toolkit)

WideStudioはMWTライブラリを採用していることにより、同じソースコードでも違うOSで再コンパイルすることで、そのOSのネイティブコードをもったアプリケーションが作成できる。

* マルチエンコーディング

マルチエンコーディングに対応しているため、ソースコードのテキストエンコーディングを気にする必要がない。

* 多言語対応

英語、日本語に限らず、韓国語や中国語にも対応している。

* 国産OSS

日本で開発がはじまったOSS IDEであるため、日本語のドキュメントが充実している。

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