I-18-6. NetBeans IDEの歴史、開発の背景と特徴

OSS統合開発環境のひとつであるNetBeans IDEについて、開発の背景、歴史、コミュニティ、関連プロジェクト、ライセンスなどについて説明する。さらにそのアーキテクチャや機能、ユーザーインタフェースなどについて解説する。

【学習の要点】

* NetBeansは、1996年にチェコの学生によってはじまったXelfiを元にしている。

* NetBeansはサン・マイクロシステムズ社を中心としたコミュニティで開発されている。

* NetBeansのライセンスは、CDDL(Common Development and Distribution)である。

図I-18-6. NetBeans普及の概要

【解説】

1) NetBeansの歴史、背景

NetBeansは、1996年にチェコのチャールズ大学の学生プロジェクトとして始まった。1997年には会社を設立し、1999年にNetBeansとしてリリースされた。そしてこの年、Sun Microsystems社に買収され、その翌年の2000年にはNetBeansはオープンソースプロジェクトとしてリリースされることになった。それ以降は順調に利用者数を伸ばしながら、度重なるアップデートを行っている。

2) NetBeansのコミュニティ

Netbeans.org内に日本語サイトがあり、メーリングリスト、ドキュメント公開等を行っている。

3) NetBeansのインタフェース

左側にファイル一覧とインスペクタ。中央にはGUI作成ツール。右側にはボタンなどのパレットがある。中央のGUI作成ツールはソースエディタにもなり、その場合は中央から右側にかけてウインドウが開く。そして一番下にはコンソール出力がある。コンパイル時のエラーなどはこの欄に表示される。

4) NetBeansのライセンス

NetBeansのライセンスは、CDDL(Common Development and Distribuion)ライセンスによる。CDDLライセンスの日本語訳は、下記を参照のこと。

http://sourceforge.jp/projects/opensource/wiki/licenses%2FCommon_Development_and_Distribution_License

5) NetBeansの特徴

* 多数のプログラミング言語に対応

NetBeansはJavaのほかにも、Ruby、C/C++などの開発ができる。

* GUI開発機能

NetBeansは、GUIビルダーのみである程度の機能を持ったアプリケーションが開発できるなど、特にGUI開発に優れている。

* フレームワーク対応

StrutsやJava Server Faces、JSFなどのWebフレームワークに対応している。

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