WG3:標準化・認証研究


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WG3:Study on Standardization & Certificarion
組織:
本WGは、2004年7月28日に札幌で開催された第二回北東アジアOSS推進フォーラムによって組織され、日中韓IT局長会議によって承認された。
目的:日中韓および世界各国におけるOSS に関連するIT システムの互換性維持のため、このWG は、 OSSに関連する標準と認証に関する日中韓の要請を研究し、必要に応じ北東アジアOSS 推進フォーラムと/ または関連する諸団体へそれらの活動のために提言と提案、および技術報告書を作成する。
活動分野:- 互換性を維持し、公共IT システムの「OSS」の選択肢を拡大するために、技術要求と認証の方法について議論する。
- 日中韓の共通要求事項と既存の国際標準および国際デファクト標準とのギャップを明確にする。
- ISO/IEC JTC1 などの国際標準化団体やFSG などの国際デファクト標準化団体との関係構築と関係強化をおこなう。
- さまざまなOSS 関連の標準活動、たとえば教育活動、広報広告、公開発表などを活性化する。
メンバーシップ:このWGは以下の参加者によって構成される。
- 共同議長 : フォーラムが指名した人物であり、WG 活動に責任を持つ。
- メンバー : 共同議長が指名した者。
意思決定:- WG の意志決定は、コンセンサスによって行うことを原則とする。
- WG の活動は、WG活動指示書(WG Directives)の取り決めに従うものとする。
日本語の対応:2005年からは、財団法人国際情報化協力センター内に委員会を設置して、北東アジアOSS推進フォーラムWG3に対応している。

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WG指示書(Directives)の作成 (完了)
- WGは、WGの意思決定プロセスと定義したDirectives Documentを制定した
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日中韓の共通な要求を満たす、文字入力機構のAPI仕様を作成する
- 文字入力機構APIを議論するためのサブWG(SWG1)を設立した
- SWG1は、日中韓の要求事項をまとめた ""CJK Consolidated Requirements of Input Method"を作成した
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標準化に係る人材の育成
- 現在本WGにおいて、若い世代に対して標準化プロセスを学んでもらうための"boot up camp"について議論する
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組込機器用Linuxの標準化についての研究.
- 組込み機器用Linuxに関する既存の国際標準作業について研究史、日中韓の要求項目をあぶりだす
- 韓国が本件についての作業提案を行い、現在WGにて検討中である。
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WWWで交換されるデータの互換性についての研究
- 各メンバが自国におけるWWW互換性についての問題を研究し、その結果をWGで交換する。
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2006年以降WG3は、具体的な結果を出すことが出来る、以下の二つの課題に取り組んでいる。
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日中韓の共通な要求を満たす、文字入力機構のAPI仕様を作成する
- 文字入力機構APIを議論するためのサブWG(SWG1)を設立した
- SWG1は、API仕様として"IME-SPI仕様書"を作成した
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WWWで交換されるデータの互換性についての研究
- WWWで交換されるデータの互換性の調査に対応するためのサブWG(SWG2)を設立した/li>
- SWG2は、データの互換性の問題点の現状に関する報告書"webの相互運用性における問題点に関する報告書"を作成した
- SWG2は、データの互換性の問題点の解決法に対する提案書"webの相互運用性における問題点の解決法提案"を作成した
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日中韓の共通な要求を満たす、文字入力機構のAPI仕様を作成する
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2009年度以降の行動計画とその状況
・SWG1およびWG2は完了して閉会した。
・WG3にOMATF(OSS Maturity Assessment Task Force )を発足させ、以下を実施中。
- OSSの分類、OSS評価システムの設計、OSS特性の収集・分類実施
- ポピュラーなOSSの評価を行い結果を公開する。
-多くのOSSを評価し、その評価情報をアップデートする。
- ドキュメント公表とコンテンツ管理をするためのサイトを立上る。
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2004年12月2日 第1回WG3会合 ソウル
- WG3憲章と、短期アクションプランを決定
- 2004年12月3日 第3回北東アジアOSS推進フォーラム ソウル
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2005年2月4日 第2回WG3会合 2005年2月4日 北京
- WG3 Directivesの議論
- Input MethodのためのSWG設立を決議
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2005年3月2日 第3回WG3会合 2005年3月2日 北京
- WG3 Directivesの議論
- 2005年3月30日 WG3 Directives発効
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2005年4月26日~27日 第1回SWG1会合 東京
- Requirement Documentの議論
- 2005年6月22 ~ 23日 第2回SWG1会合 北京
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2005年6月24日 第4回 WG3会合
- 2006年3月末までに"Input Method engine Service Provider Interface"の日中韓案を取りまとめ、FSGへ提案することを決議
- FSG(Free Standards Group)との間にリエゾン関係を確立
- 2005年8月17 ~ 18日 第3回SWG1会合 北京
- 2006 12 SWG1 working draft for Draft-1 IME-SPI
- 2007 01 10th SWG1 Beijing 1 st draft plan agreed
- 2007 01 3rd SWG2 meeting Beijing TR-1 development
- 2007 03 4th SWG2 meeting Beijing 1st draft-TR-1
- 2007 07 11th SWG1 Beijing IM-BUS project review
- 2007 08 TR-2 base agreed
- 2007 09 12th SWG1 Seoul Draft-2 development
- 2007-09 5th SWG2 final draft of TR-1 Seoul
- 2007 年9月10~11日 WG3, 会合 ソウル
- 2007年9月12日 「Webの相互運用性における問題点に関する報告書」公開
- 2007年10月22~23日 SWG1 ワークショップ 北京
- 2007年11月22~23日 SWG1 ワークショップ 北京
- 2007年12月12日 IME-SPI 原案第3版 SWG1 郵便投票 (期限12月28日)
- 2008年1月17~18日 郵便投票結果対応SWG1 会合 北京
- 2008年3月7日 IME-SPI 最終案 回付
- 2008年 3月12日 IME-SPI 最終案郵便投票 (期限4月12日)
- 2008年4月12日 WG3最終案条件付承認
- 2008年7月25日 修正済み最終版 回付
- 2008年10月 SWG2会合 北京
- 2008年10月 WG3 IME-SPI 確認、TR-2承認 次期活動(FWTF)確認
- 2009年10月 WG3会合 東京
- 2009年12月 FWTF事前会合 ソウル
- 2010年1月 FWTF事前会合 北京
- 2010年6月 FWTF事前会合 東京
- 2010年7月 WG3会合およびFWTF会合。 OMATF(OSS Maturity Assessment TF)発足 北京
- 2010年9月 OMATF会合 北京
- 2010年11月 OMATF会合 ソウル
- 2010年11月 WG3会合 ソウル
- 2011年1月 WG3会合 OMATF会合 昆明
- 2011年3月 OMATF会合 北京
- 2011年8月 OMATF会合 北京
- 2011年9月 OMATF会合 上海
- 2011年10月 WG3会合 OMTATF会合 西安
- 2012年3月 OMATF会合 北京
- 2012年5月 オープンソースソフトウェア評価情報リポジトリ、RepOSS(リポス)の公開
- 2012年8月 OMATF会合 青島
- 2012年9月 OMATF会合 北京
- 2012年11月 WG3会合 OMATF会合 那覇
- 2013年11月 WG3会合 OMATF会合 釜山

- WGは、2005年12月に、5日間、日中韓共同により、入力機構サービス・プロバイダ・インタフェース( IMSPI)標準に関するドラフティングのミーティングを開催する。
- WGは、複数の入力機構の間で共通に、国際的に使用できる入力機構サービス・プロバイダ・インタフェース(IMSPI)の共通仕様を明らかにし、 2006年3月までにFree Standards Groupを通してISO/IEC JTC1に対して提案する。

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Co-Chair:
- 日本: 野山 孝太郎(富士通株式会社)
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中国:苗宋利(Miao Zongli)(中国電子技術標準化研究所、CESI)
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韓国:Yunjae Jung (SAMSUNG)
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Secretariat:
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平松 知江子(富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ)
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Co-Chair:
- 日本:伊達 政広 (富士通)
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Secretariat:
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OH,Seung Woon(韓国国立情報社会振興院、NIA)
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Co-Chair:
- 日本: 佐藤 敬幸 (財団法人国際情報化協力センター CICC)
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中国:Xie Qian(中国電子技術標準化研究所、CESI)
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Secretariat:
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Miao zongli(中国電子技術標準化研究所、CESI)
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サブワーキンググループー1:
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Chair:
- ロジャー・ソウ (Roger So) (新華Linux, 中国)
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プロジェクト・エディタ:
- 三浦広志 (NTTデータ, 日本)
サブワーキンググループー2:
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Chair:
- チャニイ・ユン (Channy Yun) (新華Linux, 中国)
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プロジェクト・エディタ:
- 崔猛(Cui Meng)(Korea)