日本OSS推進フォーラム(JOPF)とは
◆ 活動内容
Linuxをはじめとするオープンソース・ソフトウェア(OSS)は、現在の情報化社会において、情報システムやモバイル等の幅広い領域において活用され今や必要不可欠な要素となっています。
日本OSS 推進フォーラムは、このOSSを活用していく上での課題や普及促進への活動をオープンに推進し、産業界全体の発展に寄与することを目的として 2004 年に発足した民間団体であり、市場における新たなトレンドなど、最新のトピックをテーマとして活動に取り入れ、業界における共通認識の形成・認知の共有、政府提言のとりまとめなどを推進しています。
また、これらの活動をもとに、中国、韓国とともに北東アジアOSS 推進フォーラムを形成し、国際的な活動も展開しています。
◆ 設立経緯
2003年 国際シンポジウム「日中韓オープンソースビジネス懇談会」(主催JISA)において各国ITサービス産業が各国OSS推進組織と政府関係者の参画による「北東アジアOSS推進フォーラム」を創設し、連携することに合意。
2004年 国内における情報システムのユーザー,ベンダー,学識経験者等が参集し、「日本OSS推進フォーラム」設立、中国において第1回「北東アジアOSS推進フォーラム」開催。
2014年3月 大手ベンダーが「幹事会社」として組織を主導する従来のトップダウン型の体制を改め、実務者を中心としたボトムアップ型の組織としていくことが決議された、オブザーバーとして、引き続き経済産業省が本フォーラムを支援しています。
◆ これからのフォーラム活動
今後のフォーラムでは改めて『OSSの”戦略的活用”による新世代 ビジネスを支援するフォーラム』となることを目指しています。新たにITが適用されていくイノベーション領域、そのベース技術であるクラウドや分散コンピューティング・データ分析環境など、モノのインターネットIoTやAI、エッジコンピューティング、それらを支えるAPIやコンテナ技術など、それらのソフトウェア技術において、OSSは必要不可欠のものとなりました。
これら状況を踏まえ、日本OSS推進フォーラムは、OSSの普及発展だけでなく、次世代ITの利活用推進へと活動を拡大しています。
◆ フォーラム体制図(2020年)

2020年体制より、下記の体制変更を行っております。
理事長
黒坂 肇 (サイオステクノロジー株式会社 上席執行役員)
副理事長、ビジネスリレーション部会長
河合 亮 (株式会社日立製作所 OSS ソリューションセンタ センタ長)
副理事長、技術部会長
菅沼 公夫 (日本電気株式会社 OSS 推進センター センター長)
副理事長、グローバル部会長
大木 一浩 (日本電気株式会社 OSS 推進センター シニアエキスパート)
副理事長、運営委員長
野山 孝太郎 (富士通株式会社 OSS 技術センター シニアマネージャー )
理事、OSS鳥瞰図 WG主査
佐藤 健二 (NEC ソリューションイノベータ株式会社 デジタルビジネス推進本部 シニアエキスパート)
理事、運営副委員長
稲葉 香理 (SRA OSS Inc. 日本支社 OSS 事業本部 本部長)
事務局長
黒田 知幸 (コル・レーニョ株式会社)