第7回日本OSS推進フォーラム 幹事団・顧問団会合の開催

プレスリリース
2010年5月20日
日本OSS推進フォーラム

 

第7回日本OSS推進フォーラム 幹事団・顧問団会合の開催

~クラウド・コンピューティングにおけるOSS利用促進を目指して、
5部会体制で着実かつグローバルな活動を展開~

 

 オープンソースソフトウェア(OSS)の普及拡大のために自由な立場で議論し、課題解決に取り組んでいる日本OSS推進フォーラム(新代表幹事:富士通株 式会社 執行役員副社長 佐相 秀幸)は、この度、株式会社NTTデータ、ソニー株式会社、日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)、日本アイ・ビー・エム株式会社、日本電気株式会 社、パナソニック株式会社、株式会社日立製作所、富士通株式会社の企業・団体のトップから構成される幹事団および産学の有識者からなる顧問団による第7回 会合を5月19日にホテルフロラシオン青山にて開催しました。

   今回の会合では、代表幹事の任期満了に伴う互選が行われ、矢野前代表幹事(日本電気株式会社 代表取締役会長)に代わり佐相代表幹事(富士通株式会社 執行役員副社長)を選任するとともに、本フォーラムがクラウド・コンピューティングにおけるOSS利用促進に取り組むための体制強化策として、昨年度、ステアリング・コミッティに新設した「クラウド戦略検討チーム」を「クラウド部会」に改組し、「クライアント部会」、「アプリケーション部会」、「組込みシステム部会」、「人材育成部会」を合わせた5部会体制での2010年度活動計画が承認されました。

   本フォーラムは、上記部会内に課題毎のタスクフォースを設置して、我が国のOSS利用促進とOSSグローバルコミュニティへの貢献に向けて、積極的に取り組んでいきます。各部会では日本国内のみならず、中国、韓国と協調する北東アジアOSS推進フォーラム(昨年は2009年10月に東京で開催、2010年秋は韓国にて開催予定)において、実効性のある成果発表ができるよう活動するほか、今年度から地方組織と連携したOSSの普及活動も推進していきます。

※日本OSS推進フォーラムは、経済産業省、総務省がオブザーバとして参加しています。また、IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長 西垣 浩司)が事務局を務めています。
 

各部会の目標および2010年度の活動について

1 クラウド部会
  クラウド部会は、クラウド・コンピューティングを契機として進むITのパラダイムシフトにおいて、OSSが担う役割を調査・検討するとともに、ワールドワイド・コミュニティと連携しながらクラウド・コンピューティング時代に必要とされる技術評価や実証を推し進めます。
2010年度においては、以下の活動を行います。

  • クラウドの実現に欠かせないOSSスタックの評価や技術開発の推進
  • OSS活用が見込まれるソーシャルクラウドに関するビジョンを示すと共に、その実現に必要となる調査や実証実験の推進
  • 新mPediaの開発支援とコミュニティ形成の推進
  • 日中韓に加え、グローバルなコミュニティと連携の促進

2 クライアント部会
  クライアント部会は、クラウド環境に適したOSSクライアントPCの普及促進、また標準に準拠したユーザー利用環境での相互運用性の向上を目指した活動を行います。
  2010年度においては、以下の活動を行います。

  •  OSSベースの軽快なクライアントPC普及のための技術と市場に関する動向やデスクトップ環境のクラウド化とPCの長期利用に関する調査等の実施
  •  オープンな標準に準拠したユーザー利用環境実現に向けたOpenOffice.org等の標準準拠ソフトウェアの普及促進やドキュメント標準(ODF等)に関する動向調査の実施

3 アプリケーション部会
   アプリケーション部会は、2009年度までの活動において、OSSアプリケーションを開発し、ビジネスモデルを検討しました。2010年度はOSSアプリケーションのビジネス事例を集め、対外広報活動を重視し、OSSアプリケーションのさらなる利用拡大を目指します。
   2010年度においては、以下の活動を行います。

  •  開発したソフトをOSSという形で共有し、知的活動を累積型で残す取組みの推進
  • ソフト開発者のスキルをオープンにし、グローバルに評価される開発能力や技術伝達能力が向上する取り組みの推進
  • 公的機関の調達で活用される技術参照モデル(TRM)に対応するOSS製品成熟度の調査

4 組込みシステム部会
  組込みシステム部会は、OSSの活用が定着した組込みシステム分野において、今後も引き続きコミュニティとの共存共栄が図られるよう、組込みシステム関連業界としてのガイドラインの作成を行います。
   2010年度においては、以下の活動を行います。

  • OSS開発コミュニティとの協調関係を発展させ、組込み開発の現場と、コミュニティ最前線とのギャップ低減化の推進
  • CE Linux Forum等関連する団体、フォーラム等との協調関係の継続と発展の推進

5 人材育成部会
  人材育成部会は、IPA及び北東アジアOSS推進フォーラムの人材育成作業部会と共同し、教育機関等と連携しながら、OSS技術教育による高度IT人材育成の推進活動を行います。
2010年度においては、以下の活動を行います。

  • IPAのOSS活用モデルカリキュラム整備活用への協力と、同カリキュラムに基づく教材や関連する資格等の普及活用の促進
  • OSSトレーニングキャンプやOSS貢献者共同表彰等、日中韓の取り組みの推進

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