CentOS 7 メンテナンス終了と、従来型 CentOS 完全終了の注意喚起

The CentOS Project による CentOS 7 のメンテナンスが 2024 年 6 月末をもって終了します。

メンテナンス終了後は脆弱性の修正がされないため、サイバー攻撃のリスクに晒されることになり、情報流出、のっとり、ランサムウェア被害などの実害が出るおそれがあります。自社で利用しているサーバー、委託先、子会社などの関係会社で利用しているサーバーの確認と、早急な移行を行うことを強く推奨いたします。

概要

The CentOS Project による CentOS 7 のメンテナンスが 2024 年 6 月末をもって終了します。

CentOS 8 についても 2021 年 12 月末を持ってメンテナンスが終了しており、従来のRed Hat Enterprise Linux （以下RHEL）のクローンLinux としての CenOS は完全に終了します。新たに CentOS Stream が利用可能ですが、これは RHEL の開発版のような立ち位置で、従来型の RHEL クローンとは異なるものになっています。

すでにメンテナンスが終了している CentOS 6 、CentOS 8 ではすでに多くの脆弱性が発見されており、メンテナンス切れの OS を放置することは非常に危険で情報流出、のっとり、ランサムウェア被害などの実害がでるおそれがあります。

特に CentOS 7 については世界的にユーザーが多いことから攻撃ターゲットとされることが予想されます。

対象

CentOS 7（ 7.0 ～ 7.10 ）

及び上記以外のCentOS Streamを除く全てのバージョン

時期

対象	メンテナンス終了日
CentOS 6	【終了】2020 年 11 月 30 日
CentOS 7	【終了間近 !! 】2024 年 6 月 30 日
CentOS 8	【終了】2021 年 12 月 31 日